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あれから9年

今年も合格発表の季節がやってきました。
何かなくても3月10日はふと意識に上ってきます。人生が変わった日なので。

あれから、9年。
この春は少し特別です。
大学の同期が博士課程を修了する春です。
一緒に勉強した彼や彼女が博士様とは。

4月から助教になる友人を祝福するために、久しぶりに駒場に来ました。
初心忘るべからず、です。
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心なしか、晴れやかな表情した若者が多いように思いました。
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サークル勧誘の立て看板が通りを埋め尽くします。これを作ったのが懐かしい。
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何度この坂道を歩いたことか。
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コミプラの出入り口にたむろする集団。サークルの活動が終わったところでしょうか。
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合格発表の午後から始まる生協の住まいの相談会。地方出身者はまずここへ行きます。このときもお父さんが照れながらこんな看板と写真を撮っている一家がいました。
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やっぱり図書館の前では縄跳び集団が陣取っているんですね。何も変わらない。

このあと待ち合わせの時間まで駒場図書館で勉強して、その後駒場Oaksに向かいました。
Oaksは安くて量があっておいしいので、駒場生にはぜひ訪れてみてほしいお店です。
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合格は頑張ればできるけど、行くのは自分が頑張っても難しいですよね

2017年2月12日放送
NHKスペシャル「見えない"貧困"~見たいを奪われる子供たち~」

出演していた高校生が、入学金と授業料を支払うのに教育ローンを借りなければならないと奨学金担当の先生に言われたあとに言った言葉が印象に残りました。

合格は頑張ればできるけど
行くのは自分が頑張っても難しいですよね


そう、私もまさに同じ文句を言って苦しんでいました。
たまたま学校の先生が適切なタイミングで支援をしてくれて、うまい具合に支援制度に乗って、いまでは人並み以上の生活ができています。

番組で取り上げられていた高校生は、かつての私よりも困窮した状況にあります。
平日も休日もアルバイトして生活費を稼いでいる中で、ちゃんと勉強していくのがどれだけ大変なことか。
あんな状態でちゃんと勉強できていることだけでも、強靭な意志と優れた能力を備えていることを十分に示しています。

番組の途中で「奨学金の借り方を教える学校さえあります」というナレーションがありました。
むしろ、いまの時代には奨学金のような支援制度のメリット、デメリット、使い方を全員に周知すべきでしょうに。
制度を必要とする人ほど、丁寧に説明してくれる人が周りにいないという情報アクセス性の格差が余計な不幸を生んでいるのですから。

日本で奨学金といえば貸与型。
借りたお金を返すだけといっても、今の時代に数百万円の借金を背負って独り立ちするのは苦しい。
挫ける人もいるし、諦める人もいる。だから、給付型奨学金と高等教育無償化で若者の背中を押そうという動きが世の中にようやく出てきました。
教育国債もぜひ実現してほしいと願っています。

ただ、ここでひとつ強調しておきます。
数百万円の借金を背負うとしても、生活は苦しくとも、夢を叶えるためならば、人は努力できます。
社会を変えるためには、いまの若者が置かれている状況がどれだけ厳しいものかを世の中に知らしめなければなりませんが、そんな報道ばかり見て、挫けたり諦めたりする人が出てこないことを祈ります。
いのちの欠片を燃やしつくす覚悟で挑む人には、きっと道が開けます。
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奨学金などの一覧

奨学金.Netというサイトを見つけました。

奨学金の一覧がある上に、申請書の例文から税制上の扱い、返済で困ったときの対応など、調べればわかるかもしれないが、まとまっていると助かる情報がまとめられています。
運営母体がどこかわかりませんが、
奨学金などを利用したい方に対する注意点としては、ここに挙げられていない奨学金などもあるので、情報収集は継続的に進めておきましょうということが挙げられます。

学生支援機構も大学・地方公共団体等が行う奨学金制度を検索できるようになっていたりと、少しずつ奨学金などへのアクセスが簡単になってきています。
関係者各位ががんばってくれているわけで、ありがたいことです。
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プロフィール

othmer

Author:othmer
下流社会から東大を目指した。
東京大学工学部卒業。
同大学院工学系研究科。

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「お前を東大にやる金はない」
そう言われても諦めず、このblogを見つけた君にささげよう。
私は乗り越えた。君にもきっと、できる。


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