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東大生のバイト事情

コメントでリクエストがあったので書いてみます。

東大生のバイト事情。
きっと家庭教師やなんかで高収入ウハウハ状態なんだろうと大学に入るまで思っていました。しかし、現実はそう甘くない。

あまり広く知っているわけではないのですが、東大生のバイトは以下の4つに分けられると思います。
1.受験・教育産業
2.コンビニ・飲食
3.学内
4.そのほか

まず1.受験・教育産業から見ていきましょう。
時給のいいバイトの代名詞、家庭教師。これは確かに最低でも時給2000円はあります。東大生補正が入れば時給3000円も夢じゃない。開成出身者、理三なんかになると時給5000円などもありえます。もちろんそんな恐ろしいステータスの学生は一握りですから、平均的な値は時給2500円程度でしょう。
家庭教師をやる方法は大きく分けて二つ、仲介業者と個人契約です。仲介業者はトライに代表される企業で家庭教師登録をして、企業に生徒をあっせんしてもらうという形です。指導の支援があったり、生徒が比較的見つかりやすかったりなのですが、当然中間マージンを抜かれます。一方で、生徒(の保護者)との間に業者を通さずに直接家庭教師の契約を行うのが個人契約です。これは大学内の掲示板(学生支援課のあたりにある)などを利用します。インターネット上にも個人契約を望む生徒と家庭教師のマッチングを行うサイトがあります。中間マージンがない分生徒側の負担が小さく(=精神的プレッシャーが小さい)また学生側の手取りも大きくなるので一定の人気があります。
家庭教師をする上で最も大変なのが、まず生徒が見つからないということです。厳しい経済情勢が続く中、家庭の財布のひもは堅くなっています。したがって、いくら東京とはいえ莫大に生徒がいるわけではありません。一方で、東京には星の数ほど大学生がいるので、時給の良い家庭教師は常に供給過剰状態です。東大だけで見ても1学年3000人、駒場キャンパスだけで8000人程度の東大生がいるわけです。大学に近いところ、通学に便利なところには大抵多くの学生がいるので、生徒の奪い合いが発生します。
では全く家庭教師の口は無いかと言えば、そうではありません。多くの学生が高望みをしていい条件いい条件と待っている間に、少し不利な案件、たとえば駅から遠いような案件に応募すると案外通ります。東大生には東大家庭教師友の会と東大ネットがという2つの業者があるのので、両方登録しておけばどうにかなるでしょう。自分にとって好ましい案件が出てくるかは完全に運次第ですが・・・。
最強の方法は先輩や友人の紹介なんですけどね。

家庭教師だけでずいぶん書きましたが、最もメジャーなもバイトは塾講師です。
塾講師は集団指導と個別指導でだいぶ給料が違います。もちろん多くの生徒を相手にする集団指導の方がたくさんもらえます。集団指導なら時給3000円から5000円にもなるところもあります。これを友人から聞いたときは悲しくなりましたが、受験産業なんてそんなもんです。当然採用試験が難しかったり、授業の準備で時給の発生しない仕事がたくさんあるのも事実ですが、非常な高給が期待できます。レベルの高い生徒を相手にすることが多いと思います。私の親より稼いでいる学生も・・・。
一方で、数が多いのは個別指導です。家庭教師を塾でやるようなものですが、塾ががっぽり利益を持っていくので時給は1000円強程度。雑務を押し付けられる等の話はよく聞きますが、それはどこでもあること。簡単に雇ってもらえること、集団指導ほどは労力を求められないことが魅力です。
他には受験産業だとチューターといわれる事務的な仕事をするものがあります。ちなみに私はこれです。時給はさらに下がって1000円程度。受験産業における東大生としては最底辺ですが、ほとんど定時に上がれるので塾講師系と違い実質時給がこれより下がることはありません。昇給もしませんが。生徒の居る居ない関係なく雇ってもらえるので、一番仕事につきやすいようです。家庭教師が見つからなくて業を煮やした私が仕方なく応募したらそこでもう2年が経ちました。事務系のよいところは、定時に上がれるだけでなく、1日あたり長い時間働けることです。私は1日12時間入ることもあるので、休憩1時間として1日で11000円(未だに最初と同じ時給1000円(笑)稼げます。
これは家庭教師で4時間程度に相当するので、塾講師などでは時給5000円くらいないと無理です。私は理系なので毎日バイトに行くわけにもいかず、1日当たりの収入を最大化することを選びました。ちなみにこの仕事は家庭教師友の会からのメールから応募しました。
教育系の最後にちょっと変わったものを紹介しましょう。受験産業ではなくて、学校やフリースクール等での仕事です。学童保育のような仕事ですね。小学生や中学生のお兄さんお姉さんになって勉強を教えるなどします。まず募集情報自体がコネでしから出回らなかったりしますが。

長くなりましたが、受験産業で働きたい場合は「トライ」「家庭教師友の会」「東大ネット」などの業者に登録して情報を貰うのが吉です。

2.コンビニ・飲食系
案外多いのがコンビニや飲食です。いわゆる社会経験としてアルバイトをとらえたときに有力な選択肢となります。時給は受験産業ほどではありませんが、さすが東京だけあって最低でも800円台です。私がよく行く池袋のすき家は時給1000円以上でした。受験作業で働く私よりも給料良いですね。その分忙しくて大変な仕事です。ファミレスとコンビニ、居酒屋についても同様、忙しい店舗は時給が高いという当たり前の条件になっています。外食産業の雇用自体もけっこうあります。が、学生は採用されにくいかもしれません。というのも、学生はせいぜい週2日程度のそれも授業後しか来ません。すると、時間の融通が利く上に長時間働けるフリーターの方が雇用主としてはうれしいわけです。東京なんて特にフリーターがたくさんいるので、学生、それも勉強で忙しい東大生となれば採用されにくいようです。私の友人も何人かファミレスやコンビニから不採用を受けて、結局塾講師や家庭教師になった東大生がいました。といっても私と同じ学科にはファミレスでバイトしている学生もいるので、場所によるのかもしれません。おそらく郊外の方がいいのでしょう。
ちょっと高めのバーなんかで働くと、常連さんと仲良くなれたりするみたいです。社会勉強には最適ですね。
ちなみにスタバは結構大変らしいですよ。

3.学内
東京大学の中で学生ができるアルバイトもあります。
最も手軽なのが実験の被験者です。2か月に一度くらい心理学実験の被験者募集のお知らせが出ています。実験と言っても薬を飲まされたりするわけではなくて、心理テストみたいなものをやらされるだけです。実験が終わった後には実験の内容・目的なんかも教えてもらえたりするので結構楽しいです。図書カードを30分500円くらいもらえます。心理学や文化人類学の授業を履修すると、先生が募集をかけることがあります。
次に紹介したいのが、大学の仕事の一部を学生がやるものです。たとえば図書館のお手伝いをする学生もいます。また、コンピュータ室で質問やトラブルに対応する仕事も学生がやっています。おもしろいところでは、本郷のキャンパスツアーのガイドも学生がアルバイトとしてやっています。オープンキャンパスの手伝いもそうですね。すべて時給は1000円だと思います。学生に対する経済的支援の一環らしいです。図書館などの仕事がある建物に行くと募集していることがあります。
最後に変わったものを紹介すると、大学の行うイベント等のポスターは実は学生が作っているものがあるそうです。もちろん大学からの報酬ありで。
大学院生になったらTAがあるんですけどね。

4.そのほか
あとは雑多に聞いた話。文系だとコンサルやマスコミでバイトする人が結構います。あとは清掃員というのもありました。何かの冊子に夏休みは配管工をした、なんて話が載っていました。きわめて少数ですがキャバ嬢やホストもあるみたいです。ティッシュ配りやビラ配りもありますね。
あとは技術がある人はそれなりの仕事があります。情報系の学生は実践も兼ねてプログラマとして働く人がかなりいます。
東大には襖クラブというのがサークルがあり、襖張りの仕事を請け負っているようです。



さて長々と書いてしまいましたが、いかがでしたでしょうか。
仕事は探せばあるものの、やはり不景気の波は学生のアルバイトまで響いています。全く昇給しない悲しみを味わっているのは私だけでないはず。飲食店やコンビニで学生が好まれずフリーターばかりが採用されるというのは我ら貧乏学生としては痛手です。学生はおとなしく受験産業で働いていろということですかね。
上ではあまり書きませんでしたが、労働時間って大事ですよ。週25コマでいつバイトをしろというのか。当然休日がつぶれるわけですが、かなり勉強時間が圧迫されます。3年生以上は忙しいのでかなり深刻です。
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othmer

Author:othmer
下流社会から東大を目指した。
東京大学工学部卒業。
同大学院工学系研究科。

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