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はじめての哲学史---竹田青嗣, 西研


はじめての哲学史―強く深く考えるために (有斐閣アルマ)はじめての哲学史―強く深く考えるために (有斐閣アルマ)
(1998/06)
不明

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法学院生の先輩にもらった一冊。
私は自然科学についてはそこそこ広く勉強してきたつもりです。しかし、哲学や思想といったものを体系的に学んだことはほとんどありません。教養の日本国憲法がせいぜい。
そこで、先輩に頼んで今後哲学を学ぼうと思ったときに地図になるような一冊を探してもらいました。

哲学史というだけあって、時系列に沿って話が展開していきます。
アリストテレスやプラトンといった知った名前から、中世、近代、現代と時代が進むにつれてどのように哲学が歩んできたのかがよくわかりました。
また、今回の読書は驚きの連続でもありました。私たちが現在当たり前に思っていることでさえわずか数十年前にはじめて哲学の世界で扱われたり、現在の社会が抱えている問題を百年以上も前から予想したり。
特にニーチェとニヒリズム、キルケゴールあたりは私が今悩んでいることに共鳴したようで強い興奮を覚えました。

近代以前の哲学は割とすんなり納得できるものが多かったのですが、現代以降は少しふんわりとして飲み込めていないように感じました。
ただ、哲学が偏屈の言葉遊びではあるというイメージは消え、人間の生と真剣に向き合う作業であることはよくわかりました。そして諸哲学者の偉大さも。

理系である自分を考えると、自然科学の客観性というか、絶対性というか、真理性というか、とにかく自然科学の土台となるものについては少し考えを深めておきたいと思っていました。この本を読むよその点では自分の考えが点でおかしいというよりもむしろ肯定されたようにも感じられました。それでも私は神的なものを真理として無限遠点においているような考え方なので、そこで思考停止していると批判されることでしょう。う~ん。おもしろいですねえ。

研究生活の深みにはまったときにはもう一度手にとって見たいと思います。
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下流社会から東大を目指した。
東京大学工学部卒業。
同大学院工学系研究科。

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