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あまちゃん

最近、NHKの朝ドラ「あまちゃん」にハマっています。
うちにはテレビが無いので、夜帰宅してからNHKオンデマンドであまちゃんを見るのが日々の楽しみになっています。

見始めたのは6月末あたりからです。ニュースやNHKスペシャル、クローズアップ現代あたりを見たくて、見逃し見放題(月額945円)を契約していたので、アイコンが目に入ってはいたのですが、それまでは見ていたませんでした。何かの拍子で1話だけ見てみたら、これは面白いということで、いままで見続けています。

私は芸能界には疎いので、アイドルとかよくわかんないんです。それこそ、小泉今日子と聞いて小泉純一郎が「なんてたってアイドル~」と口ずさんでいたシーンしか思い出せないくらいです。それでも、見ていておもしろいんですね。お話の作りだったり、時折見られる昔の映像だったりがおもしろい。25年前なんて中途半端な昔のことに興味をもつのは、やはり自分の生まれたころのお話だからでしょう。
この25年前というのはおもしろい時代で、ちょうどいま教授をしているような大先生方が大学生や大学院生をしていた時代です。若き日の春子(主人公アキの母親)が東京でがんばっている場面なんかを見ると、そこにふらっと若き日の先生方が通りがかってもおかしくない。上野も世田谷も、東大生がフラフラしていそうな場所ですし。そういえば当時は東大附設の生産技術研究所が六本木にあったり。なんてふうに想像が掻き立てられる設定なんです。実際に、この前指導教員の先生(キョンキョン世代)とあまちゃんトークをして盛り上がることがありました。

もちろん、本筋である主人公がアイドルを目指して、大変な目に遭いながらも、がんばっていくその姿に心惹かれています。私は自分がずいぶん苦労してきたために、この手の話が本当に大好きです。朝ドラだから、それなりのハッピーエンドが用意されていると安心して見られますし、アキ役の能年玲奈さんが魅力的だし。決して器用ではないけれど、本気でがんばっているアキの姿には、毎週のように心動かされます。名演だと思います。

「あまちゃん」というテレビドラマを少し俯瞰的に見てみれば、東日本大震災への想いが込められたお話であると想像できます。脚本を担当された宮藤官九郎さんは否定する発言をしているようですが、震災から2年が経ち、あれだけ揺れた東京でも人々が徐々にあの日のことを忘れかけているこのタイミングで、NHKがこれだけ力を入れて制作しているドラマに、岩手の沿岸部が「地元」として大きく取り上げられたことに、特に意味合いがないとは考えにくいことです。何のために物語が2009年という近過去から始まるのか。それは、物語の終盤で2011年3月11日を迎えるためでしょう。これだけ「あまちゃん」を日本中で人気にしておいて、北三陸に注目を集めておいて、そこにあの悲しい日を呼び起こすのでしょう。そのとき、東日本大震災は、遠く彼方で起こった悲しいニュースではなく、愛する人の前に突如現れた自分事として、日本中の人々の中で捉え直される。きっとそういう話になるはずです。メディアの力恐るべし。「あまちゃん」が3月11日を迎える週は、きっと日本中が少し暗い気持ちになるでしょう。そして、いまだ仮設住宅で暮らす人々のことを、ふるさとを失った人たちのことを、大切な人との永久の別れを、日本中の人々が自分事として少しだけ感じられることでしょう。「あまちゃん」が毎日笑える喜劇的な要素を多分に含んでいるのは、来るべき深い悲しみを乗り越えるための準備なのかもしれません。暗い顔をしてお悔やみ申し上げるだけでは、みんな元気になれませんもの。

こんな感じでいろいろ勝手に妄想をふくらませながら、「あまちゃん」を毎日楽しく見ています。
そういえば、番組の最後に、「まだまだあまちゃんですが・・・」といって、いろんな仕事をしている若者が取り上げられているのも、またひとつの楽しみです。まだ実績を積み上げていない同世代が取り上げられることなんてほとんどありませんからね。ほんの数秒だけ映る写真を見て、私もがんばろうという気持ちが盛り上がります。
私はまだまだあまちゃんですが、いつの日かきっとみんなをしあわせにするような仕事をできるように、明日も頑張ります。
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Author:othmer
下流社会から東大を目指した。
東京大学工学部卒業。
同大学院工学系研究科。

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