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嫌われる勇気---岸見 一郎, 古賀 史健



人はなぜ悩み苦しむのか。心はどのように世界を捉えているのか。それは変えられるのか。
そんな話をしたときに、友人に薦められて読んでみました。

これはいい本だと思いました。
対話形式なので冗長に感じたり、誘導されているように感じることもあります。タイトルにもあるように自己啓発の臭いがして敬遠していましたが、内容はおもしろいです。

原因論と目的論という言葉が出てきます。
過去にxxという原因があるから、現在はxxのようになっていると考えるのが原因論です。過去にトラウマがあるから、それを原因として現在このような問題があるという考え方が原因論の例として出てきます。
一方で、xxという目的があり、その目的を達成するために手段としてxxという理由を過去に見出すといった考え方が目的論として紹介されます。

たとえば、嫌な上司がいあるから仕事がうまく進まないと考えるのが原因論です。同じことを目的論では、仕事がうまくいかない言い訳が欲しい、自分の責任だと思いたくないという目的があって、それを正当化する手段として上司が嫌な奴だからという理由を作り上げると解釈します。
なかなか厳しい考え方ですね。ただ自分にあてはめてみるとよく理解できます。仕事ができない自分、優れていない自分を認めたくないときに、それを自分以外のせいにしたくなるという心の動きが。
そんなときは、無理に自己肯定をするのではなく、ありのままの自分を受け入れること、自己受容が初めの一歩になるとされています。ここで重要なのが肯定ではなく受容というところです。自己肯定のために無理やり正当化する必要はないということなんですね。

もうひとつ面白いと感じたのが、課題の分離という考え方です。
自分の課題と他人の課題を分離する、その課題の責任を負うのは誰なのかをはっきりさせるということです。そして、他人の課題には介入しない、自分の課題には介入させない。これは一見孤立主義の冷たい姿勢に見えますが、それよりも他人を自分の思い通りに変えようとする姿勢や他人のために自分の人生を犠牲にする姿勢の方が問題だろうという議論です。「人生の嘘」なんて言葉まで出てきます。

自分の課題と他人の課題を区別する。介入しないし、させない。そういう主張をするのに対して、本書は幸福とは他者貢献であると述べます。
他人の役に立ているという感覚が得られることが幸福の源泉であるというのです。
驚くべきことに、ここで承認欲求が否定されます。他者の役に立っていると感じられることと、他者に承認されることは違うというのです。それというのも、褒められる、承認されるというのは暗に上下関係(どちらが優れているか)が前提とされており、上下関係は前述の課題の分離と対立することになるためです。上の立場の他人に介入を許すということになるためです。

ところで、介入しない・させないのに他者貢献感を得るとはどのようなことでしょうか。
本書は具体的な行為の例として、感謝を挙げています。自分が何かをしたときに、他人から感謝されるということは、なるほど他者貢献感を得られるでしょう。「えらいね」と褒めるのではなく、「ありがとう」と感謝することは、課題の分離に背くことなく、上下関係に持ち込まず対等な関係において、他者貢献感を生じさせる方法であるというのです。
さらに、存在しているだけで他者貢献という一見するとスピリチュアルな主張まで飛び出します。これがお題目としてではなく思考の結果として出てくるのがおもしろいところです。

本書は、上司と部下という職務上の上下関係は消えませんが、個人としては対等な関係を築けるというし、そうあるべきだといいます。確かに、自分の経験なり仕事の様子なりなどに当てはめて、苦しい辛いと感じるとき、それに対して嬉しい幸せに感じるときを思い浮かべてみると、本書の主張もなるほどなと思えました。
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Author:othmer
下流社会から東大を目指した。
東京大学工学部卒業。
同大学院工学系研究科。

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