アフター5という言葉があります。
定時後の時間、まだ家に帰る前に何かできる時間くらいの意味で使われます。
ジムで運動したり、趣味のために使ったり、友人たちと飲み会や食事会をしたり。仕事以外のこと、平日のプライベートを充実させる時間といえるでしょう。
会社に入って半年以上経ちますが、私たちにほとんどアフター5はありません。基本的に残業しているからです。定時退社日は別ですが、20時から21時くらいに会社を出たとして、あとは帰って夕食をとれば風呂に入って寝るくらいしかできることはありません。
平日は本当に働いてばかりです。基礎理論や他分野、外国語といった業務に直結しない事柄の勉強をする暇がありません。R&Dの人間がこれでいいのかな、とふと疑問に思いました。目の前の課題にかかりきりで、革新的な発想なんてできるのかと。
長時間労働自体も本当は良くないのですが、まわりがみんなそうなので大して違和感なくやってしまいます。東大の友人たちなんて、みな似たようなものです。公務員の友人たちは残業代もなあなあに終電まで、あるいは終電を過ぎても働いていたりしますので。そのくせマスコミにはさんざん叩かれますよね、公務員って。また、東大の特に文系の友人たちの激務っぷりを思えば、私の残業なんて大したこと無いと思ってしまいます。
理系の院卒で厄介なのは、大学時代は週7日研究室に行っていたりして、すでに長時間労働が習慣化してしまっているということがあります。終電まで実験、あるいは研究室で夜を明かしたとして、理系の学生にとって何も特別なことではありません。
どうしたらいいのかはわからないのですが、長時間労働ってどうにかならないもんでしょうか。
アフター5という言葉を思い出して、ふと疑問に思いました。
自己研鑚のために使える時間ってあまりないですからね。アフター5が充実すれば、今よりクリエイティブになれる気がします。学生時代に比べて、かなりインプット量が減ってしまっていますので。
逆に、アフター5をエンジョイしているのはどんな人なんでしょう?
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